All is vanity

色即是空、空即是色。
まあ、有名な言葉である。
今日は変な芝居を観た。ヲーキとナナヱが出演するアクション芝居。
いや、芝居じゃないな。お遊戯だ。

アクションの構成はしっかりしていたと思う。
アクション素人であまり動けていない役者さんもいたわけだが、それはしょうがない。
アクションコーディネータの人の苦労がうかがえる。
できれば、もうちょっと、アクションのできる専門俳優と、そうでない人の「差」が見えなくなるようなごまかしが欲しかった。

場面の途中途中でダンスが入るのだが、ダンスは良かった。
ただし、場転でダンスを入れる意味はない。ダンサーにも出演させたかったってだけだと思う。

内容はない。
脚本家の脳内ストーリーみたいなものがあるらしいのだが、わけがわからない。
あらすじを追ってるだけ。2時間半も。
登場人物の会話もかみ合っていないし、突飛で意味がわからない。
そしてどこにもキャラクタが存在しない。
きっと、主宰の人の脳内では完璧なストーリィか何かがあるに違いない。
ある意味、笑えた。
優しい気持ちになった。

アクションに1000円、ダンスに1000円、芝居に200円ってとこだな。
でもチケット代は3000円。ブルー入るね。

俳優の皆様、スタッフの皆様、マジでお疲れ様でした。
あなた方の気苦労をねぎらいたい。

すべては空である。