HOME COMING

届かないものは皆、美しく、
会えない人は皆、優しい

四方田直樹脚本ミュージカル『HOME COMING』を観るためにブディストホールまで行って来た。
ブディストホールはまあまあ大きい小屋だ。
椅子席だけで164席だかある。
ミュージカルをやるにはちょっと小さいかも。
でも、この規模の劇場でストレートプレイじゃないものを観るのもある種新鮮だ。

この『HOME COMING』、加藤さんが振付と演出をしているのだ。
で、A-CAST(ダブルキャストなのだ)ではご本人も出演されている。

そんなわけでA-CASTの方を観にいくことにしたわけだ。

脚本は予め内容を聞いていたわけではなかったので、純粋に楽しめた。
ノスタルジーにカテゴライズされるであろう部分の感情を刺激された。
内容本筋に関係ない部分で感情移入できたのは、転校生のハルオかな?
で、内容はといえば、登場人物のすべてが物分りが良い。ミュージカルにしては歌詞がドライ。そんな印象だった。嫌いではない。
そんなわけで、面白かった。

この一ヶ月で『GO! GO! EGGMAN』、『さようならファーストエイジ』、そして今回の『HOME COMING』とヨモダ脚本の作品が続いたわけだが、何となく「三部作」というひとつの括りにしてしまっても良いような印象を受けた。
狙ったかどうかは不明だけど。

そんなわけで、観にいこうか迷っている人は行け。そして観ろ!
野暮なことは言いっこなしね。