防衛隔壁

自分の心のどす黒い部分が侵食してくるのを感じると、それを必死に食い止めようとする反発が生じる。
その障壁はとてももろくて、ちょっとした暗いニュースを目にしただけで、ボロボロと砕けていく。
その黒さに飲み込まれないように、崩れた端っこからまた壁をつくりあげ、表面に笑顔を浮かびあがらせることで、何事もなかったかのように振る舞う。

忘れていられる時間は大切だ。

切り替わって他の自分が、自分の中で一番社交的なヤツが表層を支配する。
お互いに気を使いあうだけの関係が一番、楽だ。

普段もディップスイッチで簡単に切り替えられたら無敵なのに。
ね?

さて、今日は抜歯。
入れ歯にするか、ブリッジにするか、それともインプラントにするか……。
迷ったんだけど、歯医者さんが抜歯した部分に親知らずを移植する方法を提案してくれた。
それなら保険は効かないけど5万円くらいで済むらしい。
入れ歯は数千円。でも、衛生的ではない。
ブリッジは銀歯のような素材なら保険が効いて1万円程度らしいけど、ちゃんとした素材は10万×3で30万くらいかかってしまう。
インプラントも30万くらい。
という中ではマシに思えたので、親知らずの移植、という俺的前代未聞治療を受けることに。
でも、5万は痛いよね。
ちなみに麻酔が切れたらシクシク痛む。まあ、でもそんなの痛いだけだから、まあ、我慢できなくもない。

そんなわけで、今日は無理せずに治療後帰ろうと思ってたんですけど、劇団の出演依頼の件もあったので渋谷へ。
この間のミュージカルのB-Castで出演していたクロヤナギさん、「ガンガンいこうぜ」の出演決まりました。
達者な方ですし、気さくな方でした。