「最近の」とか「今年は」とか
どっかのサイトに「今のスーパー戦隊は女の子が2人で黄色も女の子だ」みたいなことを、まるでそれが特別であるかのように書かれているのを見かけた。
でも、知っている限りでは、すでに20年前の作品で女の子が2人だったし、イエローが女の子だった。以後、半々くらいの確率でイエローは女の子のはずである。
じゃあ、この「今」とか「最近」って何だろう? とか考え込んでしまった。
いや、ごめん。今、嘘ついた。別に考え込んだわけじゃない。言葉のあや。
こりゃあれだ、「今年」に似てるね。
「今年の風邪は厳しいらしい」とか「今年の夏は暑いね」とか。
そういう感じの発言をする人は大抵、去年の記憶がなかったりするのが脅威。
「最近は物騒な事件が多い」とかね、そういうのもある。
何日か前にシューキョーのおばちゃんが訪問してきて、「最近は物騒な事件が増えたと思いませんか?」と言ってきた。
きっと「はい」と答えると思ってて、その次にどう言うかまで決めていたに違いない。
やんわり追い返せばいいのに、ピリピリしてたものだから、ついつい「は?」とか「もっと勉強した方がいいですよ」とか言ってしまった……。
自宅で作業していると、宗教の訪問と新聞の拡張員は天敵だから、むげにあしらうこと自体は別段、悪いことじゃないとは思うけど……よっぽど切羽詰ってるんだなぁ、と自己分析。
ごめんよ、おばちゃん。でも、もう来ないでね。うざいから。