猫のホテル『電界』
このブログでは御馴染み、島津山ゴウこと村上航氏の所属劇団、猫のホテル。
いよいよ、本多劇場進出です。以前、シリーウォークプロデュースで本多劇場を使用していましたが、劇団として本多劇場でやるのは初めてじゃないでしょうか?(認識違いだったらスミマセン)
劇場を本多劇場に移しても、猫のホテルは猫のホテル……という印象でした。
いつもの泥臭い感じのお芝居でした。あとは観客によって好き嫌いが出るかと思います。
え? 個人的にはどうなのかって? それはむにゃむにゃ……(以下、検閲)。至極個人的な話をさせてもらうなら、千葉雅子さんの脚本世界というのは、実はそれほど好きではないのです。根っこが違いすぎるとでもいえばいいのか……。多分、僕が見ているモノとは違う世界、違う生き物が見えてるんだと思います。
ですから、「それはそれとして」というプロトコルをはさんだ上で、良し悪しを語るわけになるのですが、今回は平均的な感じでした。
とはいってもまだ猫のホテルさんのお芝居は、5本程度(うち本公演は3回ほど)しか観てないので、なんとも言えんのですが。
役者さんとしては、市川しんぺーさんの演技が好きです。佐藤真弓さんの幸薄そうな演技も。村上さんの役も嫌いじゃないですが、山本周五郎を知らないので、何とも言えず……。
今回は松重豊さんが客演だったので、そちらも注目していたんですけど、感想としては「でか!」でしたね。テレビで見ている分にはそんなに大きく感じないんですけど、大きい方なんですね。松重さんが参三役で出演した『トランス』、観てみたかったなぁ。
あ、終演後のコントはとても楽しかったです。
ちなみに、村上さんは9月頃に『電車男スペシャル』、10月頃に踊るスピンオフ『弁護士 灰島秀樹』に出演するようです。チェックしなきゃ。
『電界』
作・演出:千葉雅子
出演:松重豊/中村まこと/市川しんぺー/森田ガンツ/岩本靖輝/菅原永二/いけだしん/池田鉄洋/村上航/佐藤真弓/千葉雅子
劇場:本多劇場
2006/8/2⇒8/6