UDON YEAH!!!!!

というわけで、マイミクがちゃ子さんの故郷が舞台だという、
本広克之監督作品『UDON』を観てきました。

いや〜、なかなか良い映画でしたよ。
こういう映画もいいよね。
どこまでが役者でどこからが素人なのかわからんし、
映画の性質上、カメオ出演的有名人が嫌味じゃない。
田中要次とか笑っちゃいましたもの。
佐々木蔵之介も。

さてさて、
この映画を見て思い出したのは祖父のことです。

母方のじいちゃんは、豆腐屋でした。
小学校の給食や、八百屋スーパーなどにも
豆腐を卸していて、僕はよく配達の車に乗って、
一緒に配達にまわっていました。
伯母や叔父の話では、大変怖い人だったということですが、
孫にはめっぽう甘かった人だったので、ピンと来ません。

彼は僕が小学生の時、
脳溢血で倒れ、病院に運ばれましたが、
意識は戻らず、しばらくして、帰らぬ人となりました。
まだ60代でした。
僕はお見舞いに行く予定だった日に風邪をひいてしまい、
倒れてから死ぬまで、祖父には会えず終いでした。

伯父さんも、叔父さんも豆腐屋は継いでいなかったので、
今、店舗だった部分はつぶされて駐車場になっています。

小学校高学年の時、「働く人」をテーマにして版画を作るという
仮題が出て、僕は「豆腐を作る人」を版画にしました。
なぜか、その版画は評価され、米国の姉妹都市にまで紹介され、
なんだかよくわからないけど、ユニセフに表彰されました。

まあ、そんな記憶の片隅をつつかれたわけですが、
映画は楽しかったです。

讃岐うどんの店、近所にあったんですけど、
なくなっちゃったんですよね〜。
はなまるうどんで我慢すっか〜。

ってか、一度くらいは琴平に行きたいなぁ。