ぬらりひょんの褌

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『小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所』という書籍を買ってみた。
一見、あの「こち亀」とは関係無さそうな装丁で、
「監修・日本推理作家協会」などと書かれている黒い本だ。
帯には一応、両津の顔があるが、「こち亀」らしさはそのくらいのもので、
一見すると「何の本だかわからない」といった趣の本である。

どうやら「推理作家」たちによるアンソロジィ本らしい。
石田衣良とか京極夏彦とか東野圭吾といった名前が表紙に
連なっている。

早速、収録作品を一編、読んでみた。
収録順に読んでも良かったのだが、まあ、買う動機となった
部分をさっさとクリアしたかったので、
京極夏彦の作品をまず読む。

タイトルは「ぬらりひょんの褌」。
お決まりの「妖怪名」+の+「漢字一文字」。
そして、扉をめくると鳥山石燕の「ぬらりひょん」の絵。

ネタバレはしないが、
大原部長が目当ての盆栽の本があるという古本屋に行くために
寺井を伴って中野に赴く……という話。
現代の中野の古本屋、である。

「中野の古本屋」という言葉にときめく人だけ反応してね。

次は、石田衣良の短編でも読もうかな……。
えーと、語り手は池袋で果物屋の家業を手伝いながら
トラブルシュータをやっているマコト……。

…………そんな本です。