ダブルキャスト

先日の『ガンガンいこうぜ』、僕の扱いのチケットで
のべ45名のお客さんが入ってくれました。
うち3名が2回観ているので、人数的には42名ってことになります。

ちなみに45枚のチケット内訳は、
王宮28枚、迷宮17枚とやや王宮寄り。
まあ、僕の知り合いが王宮側の役者と 面識がある人が多かったって
ことなのですが、 一方で、堀口やゆきおが好きで迷宮を
2回観てくれた人もいます。

ついでに補足すると初演のキャスト(ご招待)は、
勇人役と桜井役が迷宮サイド、りさ子役が王宮サイド、
原池先生役は両サイド、観に来てくれました。

今回、ダブルキャストということで人数が多くて把握しきれず、
稽古も別々で連絡事項とかで苦労した、という制作面での反省や、
映像を二種類、演出も二種類、という点で製作の手間の面での多大なる苦労が
あったわけですが、お客さんの目から見たダブルキャストという点では
良かったと思ってます。

王宮と迷宮、二種類のガンガン、ってな感じで
よくあちこちで宣伝させてもらいましたが、
初演を合わせれば、三種類のガンガンです。
ダブルキャストの両方を観た人、初演も合わせて三種類観た人、
初演と迷宮のみ、初演と王宮のみ、今回、一回だけ観た人、
今回来られなくて初演しか観てない人、印象は様々でしょう。

いや〜、なんていうかね、ちょっと
劇団☆新感線の『髑髏城の七人』を思い出しません?
僕が最初に新感線を生で観たのが97年版の『髑髏城の七人』でした。
その7年後にアカドクロとアオドクロを上演してるんですよね〜。
このふたつはゲキ×シネで観ました。
厳密に言えば90年の初演版もあるのですが、まあアカドクロとアオドクロのベースに
97年再演版があるので、そこのところは目をつぶってくださいw
ちなみにうちには97年版とアオドクロのDVDがあります。
SHIROHと吉原御免状のDVDもあります。
あ、吉原はウミノに貸してたっけ?
代わりに2003年版阿修羅城があるんだった。
……とまあ、新感線トークはさておいて。

アカドクロとアオドクロは別にダブルキャスト公演ではなく、
同じ年に別コンセプト、別キャストで同じ作品を上演したわけですけど、
似たようなコンセプトを用いることで、
ダブルキャスト」ってものの可能性っていうのは、もっと追求できる
かもな……なんて思いました。

どっちが良かった、どっちが好きとかそういう話ではない
感想を両方観た人から聞きたいな、なんて思ったり。
(僕自身も両方観てますから、自分なりの感想はありますけどね)

試みという意味ではもっと面白いことがいろいろできそうですが、
「当分、ダブルキャストはいいや……」っていうのが本音だったりしてw
いや〜、毎回ダブルキャストでやってる団体は凄いですね〜。