ピアノのへや

今日はヨモが脚本を書き、つとむさんが演出を務め、
あと幾人か知っている役者さんたちが出演している
空間製作社さんの音楽劇『ピアノのへや』を観に荻窪
メガバックスシアターに行ってきました。

今日は某県某市の某イベントで
声優あおきさやかさんの朗読があったので
そっちにも行きたかったんですけどね、
昨日が仕事になってしまったので……。

さてさて、今回の『ピアノのへや』はといいますと、
yom脚本の三つの物語。同じ部屋を舞台にした三つの時代のお話。
以前、うちの劇団で『半ライスのタテマエ』という短編オムニバスを
上演したことがあったのですが、系統的にはそちらに近いです。
ただ、『半ライス』と違うのは、ひとつひとつが短編ではなく
一時間以上の中編だということ。そして、ひとつの公演ではなく、
みっつの別々のステージだということ。
なので、全部観るためには、一日中劇場に張り付いていなければなりません。
今日は12:30の回に第一話、16:00の回に第二話、19:30の回に第三話を上演するという
スケジュール。
これがね〜せめて13時、16時、19時とかなら良かったんですけどね〜。
三つ全部みるために午前中に家を出て、すべて終わって帰ってくるのが21時すぎって
感じだったので、どっと疲れました。
久々の休日だったんですけどね〜(苦笑)

ひとつのステージが終わって、次の回を待つ時間も手持ち無沙汰ですしね。
まあ、アダプタ持参でマクドナルドでモンハンやってましたけどね。
yom君と一緒に上位のラオシャンロン、狩ってました。

ちょっとね、暁丸・覇【兜】が欲しかったんですよ。
っと、話がそれましたね。閑話休題

第一話は、昭和12年の七夕。日中戦争の頃ですね。
十年前に娘を亡くしたとある女性とピアノのお話。
ちえ象さん出演。

個人的に楽しみにしていた第二話は、昭和52年。
病気でもう助からないかも知れない娘を抱えた家族と
ピアノのお話。椎名さん出演。

第三話は、2025年(ジェッターマルスの10年後、D.C.IIの30年前w)。
改築することになった家と、売られるピアノと、家族のお話。
そして100年の物語の結末、のようなもの。白鳥さん出演。

以下、雑感。まとまってないけど、とっちらかったまま書くなり。
物語は別々の物語だが、受け継がれていくものがある。
そういえば、うちの祖母の家の二階には叔母が学生時代に使用していたピアノが
置かれていて、そこが僕たちの遊び場だった。ピアノの部屋はたしかにあった。
とある一家に着目した100年だったけど、
それはごく当たり前にあるものだな。自分の家系の面々の顔が思い浮かんだ。

意図的だとは思うが、第一話と第二話に登場する人間は、
両極端で、中庸に位置する人間を配置してなかった。
なので、中庸に位置する人間しかいない三話ととても対称的。
三話の登場人物は皆、自分をどこか客観的に見てるとこがある。
まあ、それが現代人ってこと?

で、三話で全部受け止めちゃっているから、一話や二話を見ただけでは
いろいろと消化不良かも。
三話はあまり台詞を練ってなくて、かなりストレートだったのだが、
それもまた好感。

あと、なんか市川さんが目を惹きました。
よくお見かけするので名前と顔が一致する方ではありますが、
特に知り合いってわけではないのですけどね。

そして、全編通して耳に残る家族の歌。「幸せだわ、幸せだわ、幸せだわ」
これがずっと耳に残ってしまい、劇場を出て行く多くのお客さんがこれを
口ずさみながら出て行くのが印象的だったなぁ。

まあ、ヨモ君らしさが出た、ヨモ君の脚本最新作でしたとさ。
面白かったっす。
4日までやってます。

一応、詳細。
http://skytheater.hp.infoseek.co.jp/piano.htm