ぼくらの旗
昨日の深夜には
TOHOシネマズ六本木ヒルズで『20世紀少年-最終章-ぼくらの旗』を、
今日の夜は、
品川プリンスシネマにて『BALLAD 名もなき恋のうた』を
それぞれ観てきました。
『20世紀少年』は、映画を見終わるまでは原作を読まない、
という誓いを立てていたので、これから時間をかけて原作を
読みたいと思います。
原作を読まないと、映画という媒体に最適化するために
何を変更し、何を見せたかったのかが、見えない気がしました。
最終評価は原作読了後にしたいですね。
「ともだち」がどの人物かに関しては、睨んでいたとおりでしたが、
その後の真相は、原作と違うのかな?
個人的には小泉響子役の木南晴夏があまり活躍しなくて残念でした。
常盤貴子と小池栄子のアクションは良かったです。
そして、楽しみにしていた『BALLAD』。
SMAP草くんの飲酒云々の騒ぎがあったとき、
公開がお蔵入りになりやしないかとヒヤヒヤしていたのですが、
無事に公開されて何より……と言いたいところなのですが、
この期間中にまさか『クレヨンしんちゃん』の原作者の方が
亡くなってしまうとは……。何があるかわからないものです。
さて、そんな『BALLAD』、
知っての通り『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦』を
ベースに山崎貴監督が実写映画化したもの。
しんちゃんの野原家を普通の家族に置き換えることによって、この映画が、
僕の好きな「ジュブナイル映画」と化すことはわかっていたことでした。
だから、楽しみだったんですよね。
山崎貴監督は最近では「『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎監督」と言われる向きも
ありますが、僕の認識的には、山崎監督ってのは、
あの佐藤宣夫氏の「〜僕が勝手に考えた〜ドラえもんの最終回(仮)」をベースに
『Juvenile』という素敵なジュブナイル映画を作った監督さんなわけです。
その山崎監督が再び、あの『戦国大合戦』を翻案してジュブナイル映画を作製するってんですから、
期待して映画館に赴きました。
いや〜今年は、春先に『超・電王&ディケイド 鬼ヶ島の戦艦』っていう良作があったのですが、
さらにもう一個、来るとは。そういう意味ではいい年です。
大好物なんです。こういうの。
あ、恋愛映画としてもなかなかでしたよ。
ガッキーも『Shibuya15』の頃と比べると綺麗になりましたね。
大沢たかおもカッコイイ。
あと特撮的には、野伏の儀助がZX(菅田俊)ですね。
根底にあるものが同じでも、原恵一監督の作品とはまた違ったものに
なってると思います。『戦国大合戦』を観た人も、そうでない人も、
楽しめるんじゃないでしょうか?
……にしても、
あの「金打」をオミットするとは、
山崎監督なりの「決断」だったと思いますなぁ。