モンハン日記 ぽかぽかアイルー村

CAPCOMの『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』、一区切り付きました。

まだ衣裳とか、地下のレアアイテムとか残ってるけど、仲間を全員揃えてラギアを狩ったので、これで一段落というところ。

そんなわけで軽く感想でも。

このゲームを一言で言い表すなら、「巨大なポッケ農場」です。

MHP2やP2Gで、「クエストなんて行きたくない。ひたすら農場でスローライフに明け暮れていたい!」と言う人が待ち望んでいたゲームかも知れません。

ただ、ポッケ農場のような雄大で美麗なCGではなく、ディフォルメされた世界観ですので、その辺は御愛嬌って感じ。

ゲーム内容は基本的には「作業」です。

プレイヤは一匹のアイルーとなって、村を大きくするための様々な作業に使役されます。

畑、漁場、牧場、虫捕り場、採掘場といった採取場所と、アイルーたちの寝泊まりする長屋を大きくするために延々とポイントを稼ぐ作業をしなければなりません。

その作業……というよりは、そこに至るまでに段階を踏ませるチュートリアル的な展開は、ちょっこし苦痛でした。

このゲームが面白く感じられてくるのは、とりあえず全ての施設を最大にしてから。

ネコバァの連れてくるアイルーたちを身請けするのに必要な素材を得るために、探検クエストと採取&交易を駆使する、という明確な目的ができてからです。

この作業は、「まさにモンハン」と言った感じでした。

残念なのは、「楽しめる状態にするまでの作業が長いこと」と「楽しめるようになってからの展開が短いこと」です。

仲間を全員身請けしてしまったら、得た素材の殆どが無用の長物になってしまう、というのがちょっと淋しい。

この手の類似ゲームよりもやり込み要素が少ないのは、正直、残念なところです。

ネガティブな面をあげるなら、ラストにアイルーのキャストロールがあるものの、スタッフロールがギャラリーから見るだけ、というのも味気ないですし、大型モンスターが一部しか採用されてないのも残念でした。

古龍も入れろとは言いませんが、MHP2Gの飛竜、鳥竜種くらいは入れ込んで欲しかったですね。可愛くなったヤツらを見てみたかったです。

ただ、MHP2Gで苦楽を共にしたフェイバリットなオトモアイルーを連れてこられるのは嬉しかったですし、教官やトレニャー、ネコートといったおなじみの面々が出てくる、というのも良かった。素材名も、馴染み深いものばかりでしたし。

ディフォルメされた大型モンスターたちも愛らしいし(ティガレックスだけは、ディフォルメされても憎らしいですがw)、何よりアイルーたちが可愛い。

人気作品の「スピンオフ」という点だけをピックアップするなら、正直『ポケモン不思議のダンジョン』よりは楽しめました。ポケダンは世界観が独自過ぎて「ポケモンっぽくない」って思いながらプレイしてましたから。

まあ、あくまでスピンオフはスピンオフ。世界観を楽しむ、という目的がないなら、無理にプレイする必要はないです。

やり込み要素がロクにないのは残念ですが、来週には『ポケットモンスターブラック・ホワイト』、そして12月には『モンスターハンターポータブル3rd』が控えているので、このくらいのボリュームで個人的には丁度良かったのかも。

二週間、楽しませてもらいました。

まだ通信プレイは2人としかやってないので、もし会う機会があれば、パンフレットの交換やイモートクエスト、プーギーレースなどを楽しみましょう。

モンハン日記 ぽかぽかアイルー村公式サイト