ついにレオパルドンがスパイダーバースに!
『ベイマックス』は昨年のクリスマスに観ました。
赤ちゃん同伴OKの、TOHOシネマズのママズクラブシアターで。
期待通りの映画でしたよ。感想は後日書くと思います。書きたいです。
ママズクラブシアターだったから、特に調べもせず「吹き替えだろうな」と思い込んでたら字幕版でした。
でも、息子も楽しんでたみたいですよ。ちなみにサンタさんからは、ベイマックスとベイマックス2.0のエッグスターズを貰ってご満悦の息子くんでした。
さてさて、今日の本題は『ベイマックス』ではないです。
同じマーベルの話題ですが……。
⇒「スパイダーマン」最新コミックにあのレオパルドンが登場し大騒ぎ(東スポ 2015/01/09)
⇒Japanese Spiderman Rocks Spider-Verse & Returns to Marvel.com(MARVEL NEWS 2015/01/09)
『アメイジングスパイダーマン』誌第9号より始まり話題になってた……というか始まる前から各所で超話題(僕も去年の4月くらいから楽しみにしていました)だった「スパイダーバース」に於いて、出るか出るかと噂されてた(事前ビジュアルではすでに出てたわけですが)東映版「スパイダーマン」と、その搭乗ロボである「レオパルドン」がついに第12号で登場したようです。
「スパイダーバース」というイベントの事前情報を知らなかった人も含めて、ネットではかなり沸騰しましたよね。
いや〜、僕も読みたいです。
いや、AndroidでもMARVELコミックのアプリでDL購入はできるんですけどね、日本語じゃないので……。
ああ、でも12号だけ買うってのはありかな?
iOS版のMARVELグローバルコミックなら、邦訳でマーベル作品が読めるらしいけど(邦訳は結構、頓珍漢らしいですがw)、スパイダーバースはまだ邦訳されてないのかな?
1963年から紆余曲折(新規設定や実は、やっぱり、実は、の繰り返しで、男塾が延々と続くようなものですw)を経ながらも延々と続いていた「アメイジングスパイダーマン」が、2013年の700号で、我らがピーター・パーカーの死と共に終了。
余命幾ばくもないドクオックに精神を入れ替えられて、そのドクオックの身体が死去するというパターンで。
その後、「スペリオルスパイダーマン」という新シリーズが始まり、ピーターの身体を乗っ取ったはずのドクオックが、ピーターの生活と記憶、その精神をも受け継いじゃったせいで何故かヒーロー活動を開始w
最終的に、ドクオックはピーターに身体を返し、魂は消滅。
というわけで、一年間のブランクを経て、本家ピーター復活。
去年から「アメイジングスパイダーマン」が復刊した、……というわけらしいです。
で、9号でお待ちかねのクロスオーバーイベント「スパイダーバース」が始まったというわけですが、これが事前情報からとんでもない作品だってのがささやかれてたわけです。
何しろ、古今東西、スパイダーマンを名乗った作品、if漫画、リブート版、アニメ版、昔のアニメ版、海外翻案版、宣伝漫画版、etc...
ありとあらゆるパラレルワールドのスパイダーマンが一堂に会して共通の敵と立ち向かう。
その中には、日本の作品も含まれている……と来たわけですからかなり太っ腹な企画です。
同じパラレルワールドを扱った企画でも『仮面ライダーディケイド』では、ちびっ子が混乱しないように(スーツの問題もあるんでしょうけど)、剣崎一真と剣立カズマが対峙したり、紅渡とワタルが戦ったりとか、そういうシーンを避けていました。
並行世界の同じライダーが同時に出てくるシーンが、基本的にないのです。
それどころか、ディケイドは平成主役ライダーに擬態できるのに、その本人がいる場所では決して擬態しません。
小野寺クウガとディケイドクウガが共闘するシーンは無いのです。
ちびっ子に配慮しすぎて萎えた部分でもあります。
ディケイドキバとキバの世界のワタルキバが共闘して、紅渡のオリジナルキバと戦ったりしたら熱いと思うんですが……。
しかも始まってみれば、敵は超強大。
メインどころを除けば、登場するスパイディたちは、ガンガンブチ殺されていって、敵に食われている様子。
その中で、ある意味、切り札として召喚されたのが東映版スパイダーマンとレオパルドンというわけです。
いや〜、伝聞だけで燃えますね。ちゃんと読みたい。
一応補足すると、東映版『スパイダーマン』というのは、1978年に放映されていた特撮ヒーロー番組で、元々の設定から、かなりアレンジされていて、スパイダーマンが巨大ロボに搭乗して戦うという
翌年の『バトルフィーバーJ』から始まるスーパー戦隊のフォーマットに色濃く影響を与えた作品です。
僕などは幼少期にリアルタイムで見ていた口なので、スパイダーマンといえば、これ。
海外のテレビ映画のニコラス・ハモンド版『スパイダーマン』が日曜洋画劇場とかで放映されたりするのを不思議な気持ちで眺めたりしてました。
今でこそ、スーパー戦隊はゴレンジャーから始まったとか公式でもアナウンスされてますけど、当時、リアルタイムで観ていた子供だった身からすれば、『秘密戦隊ゴレンジャー』・『ジャッカー電撃隊』といった「石森戦隊」(1975〜1977)と、『バトルフィーバーJ』から始まる「スーパー戦隊」(1979〜)とは、明らかに別もので区別して鑑賞してました。
要素的に継承しているものはあるんですけどね、当時、チームヒーローものは他にもありましたし。
その最たる違いが巨大ロボの登場で、要するに石森戦隊とスーパー戦隊のミッシングリンクを埋めるのが東映版『スパイダーマン』だったりするわけです(もうひとつ『UFO大戦争 戦え! レッドタイガー』という作品もありますが、それはまた別の機会に)。
その後も東映とマーベルのコラボは数年続いてて、事実、いろんな国名が出てくるバトルフィーバー隊は、当初、キャプテンアメリカのアレンジ、キャプテンジャパンとアベンジャーズ的なチームヒーローみたいなイメージの企画だったようですし。ミスアメリカは、名前、まんまですね。
今でも、ミスアメリカは『ヤングアベンジャーズ』に参加してますし。
話が逸れました。閑話休題。
レオパルドンですよ。上の弟がレオパルドンの超合金を持ってましたね。
DX版(GA-90)じゃなくて小さいスタンダード版(GA-89)の方でしたが。
当時は、武士の兜のような頭部の鍬形的な形状や、主人公が車に乗ったままロボに乗り込むという演出から『無敵鋼人ダイターン3』との共通点を感じてました(僕は僕で、クローバーの「チェンジマッハアタッカー」を持ってましたしね)。
まだ、ガンダムが存在しない時代の出来事です。
とにかく当時、子供だった僕らにとってスパイダーマンといえば香山浩介(現芸名:藤堂新二)さん演じる彼、山城拓也だったわけです。
現在、アラフォーの男性でスパイダーマン好きの人がいれば、この作品の下地があった可能性が高いと思いますね。十中八九、間違いないでしょう。
リアルタイムの仮面ライダーやウルトラマンに恵まれなかった僕にとって、スパイダーマンは、ワンセブンやキョーダイン、ガンバロンやコセイダーに並ぶ大ヒーローでした。
そんな東映版のスパイダーマンが、本家の「アメイジングスパイダーマン」誌に登場したというのだから、皆がざわめくのは当然の話。
しかし、複雑な権利関係でDVDがなかなか発売されなかったりしたせいか、一部、都市伝説に東映版はマーベルにとって黒歴史とか、レオパルドンを原作者のスタン・リーは認めてなかったみたいな誤解がまかり通っていました。
東映版は、本家マーベルのサイトで映像配信されてたこともあったし(今回の登場でまた配信されるかな?)、『HEROMAN』のインタビューや『ベイマックス』のビジュアルガイドでもスタン・リーがレオパルドンを肯定的にとらえていたことが語られてます。
ベイマックスのデザイナに、参考にしろとレオパルドンの写真を送っちゃうような人なんですね、スタン・リーさんは(『ベイマックス』のラストに登場した時は、思わず吹いちゃいましたw)。
というわけで、『スパイダーバース』、読みたいですよね。やっぱり購入しようかな?
でも、今、実は一番読みたいマーベルのアメコミは『スパイダーバース』でも『ビッグヒーロー6』でもなく、前述の『ヤングアベンジャーズ』だったりするわけですが……。
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⇒東映版も参戦するスパイダーマン大集合のイベント『スパイダーバース』(KOTAKU 2014/11/15)
⇒Japanese Spider-Man Returns At Last This November In Marvel’s ‘Spider-Verse’(COMICS ALLIANCE 2014/04/29)