チルチルミチル

森博嗣氏の『朽ちる散る落ちる』を読了しました。
犀川&萌絵シリーズの頃は「他者への単純解釈傾向」を主に扱っていたような気がします。
ですが、この紅子シリーズでは、「自己の拡散思考の表現」が中心といった感じです。
それはとても正しいし、とてもリアルです。読んでて楽しい。
ただ、真似しようとは思いませんね。

あと、それに関連してふと思ったこと。
思ったのは『六人の超音波科学者』を読了したあたりから。
キーとなったのは、mottyさんの言いよどみと、ヨモ君が言った携帯電話のこと。
もうちょっと心の中でころがしてみよう。

さておき、今日は、しまさんが役者として参加している劇団『うわの空・藤志郎一座』の芝居を観に下北沢OFF・OFFシアターまで行ってきました。
ちょうど一ヶ月前、僕らはここで仕込みをしていました。
観劇のためにOFF・OFFに来たのは、本当に久しぶりです。
なんか、売り払った自分の家に客として訪れたような気分。(違うか?)
でもね、ベンチシートの最下手側に座り、パンフレットに目をやって凍りついたんです。
今回の芝居はダブルキャスト
しかも、しまさんが出ていない回だったのです。ショック。

去年は、Sky Theaterと公演時期がかぶって観られなかったため、久々にうわの空の公演を見たわけですが、相変わらずでした。
座長の村木さんはすごいですね……。
面白かったです。彼が出た途端、空気が変わるというか……。
観にいって良かった。

ちなみにチュニジア対ベルギーは引き分け。