カーン様最高

日本のマスメディアとしては初めて「日刊ゲンダイ」が、『W杯誤審騒ぎの“元凶”』というタイトルで、今回のワールドカップの疑惑に触れた。
もちろん、FIFAの「誤審があったよ」発表受け売りのTV報道とは違い、疑惑部分をほのめかす内容だ。
書き出しが、『問題は「誤審」ではない。「誤審」の背後に、ぬぐい切れない「疑惑」が残ることだ。』で始まるゲンダイの最終面のみを使った記事。
サッカーのルールを知っていて、韓国の試合を連続で観ていさえすれば、誰でも少しは感じるであろうことが書いてあるだけの記事。
たったこれだけのことだ。
これだけのことが、今のTVには許されない……。

今日はFWで打ち合わせ。
内容は、主に先週の確認事項。一歩前進。

その後、そのまま打ち合わせ先でドイツ対韓国を見る。
おそらく世界中がサッカーの試合という意味を超越した次元で注目していたカードだったと思う。
しかし、予想どおり(そして誰かの予定どおり)、審判に偏向判定もあるはずがなく、ゲームはクリーンに展開。こうでなくっちゃと言いたいところだが、これが普通なんだよなぁ。
そして、ドイツの勝利。
誰かの筋書き通りな気もしないでもないけど、ドイツが勝ったことが素直に嬉しかった。
今回のワールドカップでドイツがらみの試合を初めて観たわけだけど、オリバー・カーンの存在感ってすごいのな。

韓国代表も、格上を相手によく頑張ったほうだと思う。世間での韓国代表の評価は「審判の手心なしでも充分に強い」だと思うのだが、ここ数試合で韓国のまともな得点シーンを見ていないので、僕は首をかしげておく。弱くはないとは思うけど、評価は保留ってとこで。
まあ、そんなわけで、実力どおりドイツは決勝へ進出し、韓国は(誰かの希望どおり)三位決定戦へ。

それにしても、試合終了後の明石屋さんまの嬉しそうな顔といったらなかった。
「よっぽど鬱憤がたまっていたんだろうなぁ」と、想像に難くない。
サッカーが好きなのに、言いたいこともいえないタレントたちの心中を察すると涙が……。

そうそう、今日の試合、韓国代表はそれなりに良い試合を見せたわけだけど、韓国サポータは別。マナーは最悪だった。
しかも、あとから聞いた話では、開いた口がふさがらないようなことまでしていたらしく……それ以上は、コメントする気も失せるほど。