ピンクの栞について

日記をまとめて更新しました。

まあ、それはともかく、今日はフロントウイングでの打ち合わせだったのですが……、何故か『かまいたちの夜2』のセーブデータを持っていく羽目に。
サウンドノベルには伝統的に、ある程度クリアすると「ピンクのしおり」が出て、ちょっとHな展開が見られるという仕様があります。
そのピンクのしおりで発生するシナリオ「官能篇」が、僕らのコンシューマゲームの倫理的常識を覆すほどに「えっち」なのです。(ぽっ)
18禁のゲームに携わっている身で何を、と言わないでくださいね。
コンシューマにおける倫理規定は、結構、厳しいので、18禁のタイトルを、コンシューマ向けの全年齢対応版にリメイクする場合は、結構、ホネなのですよ。
もちろん、「モロ」の表現を避けることは当たり前なのですが、遠まわしに表現したとしても「そういうことを想起させるようなもの」は全面的にリテイクを命じられる……はずだったのですが、『かまいたちの夜2』の表現は、僕らから見てかなり「過激」なのですよ。

というわけで、僕と関係ないラインの話なのですが、コンシューマ用の恋愛アドベンチャーを作るにあたって、どこまで表現が緩和できるか、ということを見るための「資料」として持っていったわけです。
みんな、「口をポカーンと開けていた」くらいの表現が似合うほど、びっくりしてましたね。
僕も最初に見たときは、かなり驚きました。

……『かまいたちの夜2』くらいまで表現が許されるなら、DC版「カナリア」やPS2版「フーリガン」の移植のときに、あそこまで徹底的に修正しなくても良かったんじゃないか、と思ってみたり。