窮奇の夜

いまだに『かまいたちの夜2』の哀しみから脱出できないでいます。
それは、ふとした瞬間に、まるで恋心のように不意によみがえってきます。
そのたびに、この8年間を思い、せつなくなるのです。

1994年12月にスーパーファミコンでプレイして以来、前作のファンです。
97年にネット上でサイトを始めたときには、当時、もうそんなに流行していなかったにもかかわらず、『かまいたちの夜』のページを作りました。
当然、『かまいたちの夜2』にも期待していましたよ。
そんな僕が『かまいたちの夜2』に失望したということは、日記ではあまり書いていないので、突然そんなことを言われても……という印象もあるかもしれません。……が、7/25と8/15の日記は、歯に衣を着せてあの程度、ということです。

勢い余ってこんなものまで書いてしまう始末。
まあ、暇があったらどうぞ。おっと本編のネタバレを含むので、『かまいたちの夜』をクリアした人だけ、お読みください。

そうそう、今更ですが京極夏彦の『巷説百物語』を読み始めました。
日曜からちょびちょびと読んでます。
現実逃避?
んなことはないんですけどね。
今、「小豆洗い」と「白蔵主」を読み終えたところです。

白蔵主の事は
狂言にも作り
よく人の知るところなれば
こゝに畧しつ

っていうのを読んで笑いました。
知るかっつーの。

京極夏彦には、いずれ「窮奇」に関する小説も書いて欲しいなぁ。
「窮奇」は「かまいたち」と読みます。図画百鬼夜行で石燕がそういう字をあてているのです。