人は緩やかに滅んでいく

明け方に寝たのに午前中にNTTコミュニケーションズのセールス電話に起こされる。
午前中の電話は勘弁……。
寝直したら一時間後に地震でまた目が覚める。
地震も勘弁……。

さてさて、今日は知り合いの妹さん(っつーか、その娘も知り合いなわけだが、そういう言い方のほうが通りがいいので)のお芝居を観るために下落合まで行ってきた。
俳協演劇研究所の卒業公演ってやつだ。しかも俳協の劇研は今期限りだとか何とか。
場所は、下落合のTACCS1179。ここって前に知り合いの劇団が使ったことあるから来たことあったんだけど、俳協の持ち小屋だったのね。
小屋自体のつくりは悪くないけど(いや、むしろ良い小屋です)、下落合っていうロケーションがまずい。
遠いっていうのもあるけど、何もないのよ、あそこ。
だから、早めに行って時間を潰すってことが事実上、不可能。
まあ、いいんだけどさ……。

演目は「崩れた石垣、のぼる鮭たち」(作:土田英生)。
オリジナルではなく、文学座か何かのありものの脚本らしい。
脚本がしっかりしていたので、安心して観ることができた。少々、ストレートすぎるかなと思った節もあったけれど、でも嫌いじゃないのでOK。
役者さんは、養成所の公演らしくキッチリしていたのでOK。
一部、セリフの解釈というか、まあ、演出かな……多少、演出で気に入らないところもなきにしもあらず。でも、どーやら僕は、芝居を観るときは演技よりも演出よりも、その向こうに見える脚本そのものを見てる比率が高いみたいなので、あまり問題なかったです。
単純に楽しめました。
知り合いの芝居を観にいって、普通に満足して帰れるってことが、最近、あまりなかったので嬉しかったっす。

帰りに無性にカレーが食べたくなって五反田のカレー屋に飛び込んだら、そこのオリジナルカレーは、キーマカレーみたいなものだった。
求めていたものと違い、がっくり。