昨日の今日だし(意味深)

や〜、今日は結構、気分が軽いです。
いい芝居ってのはあるんだね。
いや、いい芝居がこの世にあるってことは知ってるんですけどね、たまに、
「この世にいい芝居なんてあるのかな?」
などと疑心暗鬼になってしまうことなどがありまして。
そう思わせる要因などもいくらかあるわけでして(特に知り合いのやってる芝居なんかを観たりするとそういう傾向に……)。
……ええ、はい。
イデアの中にしかないモノではない、とわかり安心した次第。

えーと……
今日は、Mr.ヨモやMs.れいと共に、あづささんの所属する6番シードの芝居を観てきたわけです。
タイトルは『テンリロ☆インディアン』──カンザス州のとある田舎町で強盗事件が発生する。容疑者はどうやら日本人らしい。舞台はとある留置所。そこに9人の日本人が連行されてきた──そんなシチュエーションで展開するミステリコメディです。
公演には男性キャスト版と女性キャスト版がありまして、僕らは勿論あづさ女史の出演する女性キャスト版『テンリロ☆インディアン GIRLS』を観てきたわけです。

面白かった。

芝居に限らないんですが、やっぱり良いコメディというのは緊張と緩和の連続だと思うんですね。
もちろん、「観客の」っていう意味ですよ。
つまり観客不在ではコメディは成立しないということになります。客席という存在を仮定して初めてエンターテインメントたりうるわけです。
そういう意味で、6番シードさんの舞台は、観客席の緊張と緩和とを見事にコントロールしていたように思えました。
女優さんたちも素敵でしたが、やはりホンですね。
素敵脚本です。

前回公演を観たときは、安定した面白さがある劇団だ、と思いこそはすれ、ここまでの評価はしてなかったんです。
いや〜、ホント、いいもの見させていただきました。
あづささん、ありがと〜。

観劇後のビールがおいしかったですよ。
そういう芝居、大事です。