逆転裁判3
プレイしようプレイしようと思いながら、バタバタしててなかなかプレイできなかったのですが、ようやくプレイすることができました。
いや〜、面白かった。
システム的にはサイコロ・ロックが追加された「2」から特に進歩はないわけですが、変にシステムを変更されるよりはよっぽど良かったんじゃないですかね。
本文中、姓と名の間に1スペース空いていて、読みづらいのは相変わらずですが……。
内容は天こ盛り。
「1」、「2」と続けてきた人には申し分のないストーリィ展開となっています。
途中で捜査のパートナが狩魔冥になったり(ムチで打たれまくり)、成歩堂不在のときに御剣となって成歩堂の代わりに捜査したり……、「1」〜「2」と楽しんできた身としてはこういうシチュエーションはゾクゾクしますね。
構成としては、生前の綾里千尋が担当した事件と、現代の成歩堂が担当した事件の話が交互に続く感じになっています。
過去の成歩堂や千尋に関わる重大な事件──それが現代の事件に関わってくる、と構成的にはシリーズ中、一番凝っているのではないでしょうか。
中盤の事件は、偽証や勘違いからくる証言への指摘から事件を紐解く、というより、探偵小説のようなトリックものだったので、裁判になる前に全貌が見えてしまったりしましたが、全貌が見えている状態で、偽証を指摘する、というのもなかなか楽しかったですね。
今回、「3」をプレイしていて一番感じたことは何か、というと、
ってことですかね。思い返してみれば、「3」のヒロインってことに留まらず、綾里千尋こそがシリーズ全体のヒロインと言ってしまっても過言ではないわけです。
さらに、ライバルの座に君臨する狩魔冥。
成歩堂の過去に大きく関わる美柳ちなみ、そして美柳ちなみと対になる存在である葉桜院あやめ。
ついでにマスコット的存在の綾里春美。
……綾里真宵の椅子はどこにも用意されていないようですね。
サブキャラのおっさん陣もいい味出してますね。
名探偵・星威岳哀牙……この名前は悶絶級です。僕も愛が欲しい。
ゴドー検事のわけのわからない比喩も嫌いではありません。
そんな感じですかね。
まあ、感想はイマイチまとまってませんが、珈琲分が切れてきたので、ゴドー検事のように澄み切った闇を飲み干してきたいと思います。
企画・脚本・監督:巧舟
デザイン・原画:岩元辰郎
グラフィック:村本シュウイチ/武田清子/寺本千秋/平松昌子/西村博司
プログラム:工藤寛之/藤見信/小池猛
音楽:岩垂徳行
制作協力:岡本匡博/丸永克己/末包久美子
プロデュース:稲葉敦志
製作総指揮:三上真司