劇団晏かけ『ラッキーちゃん』
夕起ゆきおからもらったチラシにあらすじどころか、煽り文すら載っていなかったのでどんな芝居か、ジャンルすらわからず観にいくことに。
小屋に入って当日パンフを見ても、キャスティングや挨拶文が載っているだけで、あらすじは載っていない。
これでは、「来なくてもいいよ」、「観なくてもいいよ」ってメッセージかと思ってしまう。マイナスだ。
とある研究所の研究員として勤めている石山ミツル。
ある日、彼は河原でサチという名の不思議な少女に出会う。字が読めないという彼女に字を教えることになるミツルだが……。
その頃、巷では「ラッキーサッチー」と呼ばれる少女の浮浪者と出会うと幸運が訪れる、などという噂が流れていた。
久々に「小劇場」っぽいお芝居を観た気がする。懐かしい気がした。
内容は散文調でいくつかのパーツにわかれているが、その破片を無理にまとめない方が良い、とかそういう感じ。
チケ代が1,800円ということもあって、セットはチープにまとめてあった。ただ、そのチープな見た目の割には余計な手間暇がかかっていそうだったので、その手間を考えるなら、素舞台の方が効果的だったかもしれない。
劇団晏かけ第三回公演
『ラッキーちゃん』
作・演出:伊藤淳二
出演:加藤智穂/夕起ゆきお(Pultin)/伊藤淳二/隠田正美/ほしのともみ/堤幸基/今田尚爾
劇場:阿佐ヶ谷アルテ・パティオ
2004/11/26⇒11/28