PDCの結末

12年までに第2世代廃止 携帯電話でドコモが方針 (共同通信 2004/11/26 21:44)

 携帯電話最大手のNTTドコモの中村維夫社長は26日の会見で「2012年までに800メガヘルツ帯の第2世代の電波を止める」と述べ、「ムーバ」の端末で知られる第2世代の携帯電話方式を廃止し、高速でデータを送受信できる第3世代方式に全面的に移行する方針を明らかにした。

 第3世代の携帯電話の普及が加速しそうだが、第2世代方式はドコモの約85%の約4000万人が現在利用しており、こうした契約者は12年までに第3世代方式の端末への変更を迫られる。

 総務省が、800メガヘルツの周波数帯域を再編し第2世代への電波の割り当てを終了する方針を固めていることや、2つの方式を併用するとコストがかさむため、第2世代の廃止を決めた。

4000万人ものお荷物……。

(TCAによれば2004年10月末の時点で、47,531,900契約)

正確には第1世代携帯がムーバで、第2世代がデジタルムーバだったのですが、今は第3世代がフォーマ、第2世代がムーバで定着してしまいましたね。

前々から懸念していた通り、保守的なユーザによって、ドコモの第3世代への移行は困難を極めているみたいです。

早々にPDCを停波し、cdmaOneというクッションをはさむことで、すんなりとCDMA 2000 1xへ移行しているauに対して、かなりW-CDMA陣営は遅れをとってますね。

この発表は英断だと思います。2012年ってところが、物凄い譲歩ですが……。

3Gがもっと普及して便利になってくれないと、PHSは捨てられないなぁ……。

っていうか2012年は4Gの時代かも知れない……。