紳士とはなんぞや

あー、引き篭もりです。
人と会って話してません。この数日はそうなりそう。

さて。

上流階級を肌で感じたくて、というか19世紀のブリティッシュな空気を感じたくてどうすればいいのかちょっと悩む。
で、ふと思いつく。
そうだ、(資料として)『タイタニック』を観よう。

そんなわけでDVDを引っ張り出してきました(持ってるんです)。
正確にはタイタニック事件の頃は、ハノーバー朝が終わって10年が経過し、20世紀になってしまっています。
でも、まあ観ました。

この映画は映画館で観ました。
好きな映画ではありますが、DVDを買ったのは芝居で「ホワイトスターライン社の乗船チケット」という小道具を作る必要があった(しかも結局、役者が演出を無視した個人の判断でチケットを広げなかったので、作った意味がなかった)からで、DVDを「通し」で観たのは初めてです。
しかも日本語吹き替えで観てみました。英語の字幕つけて。
購入して3年目にしてようやく元がとれた感じですね。

ディティールが凝ってて、観た意味はありましたね(内容自体は公開当時に楽しんでますから)。
全編、ブリティッシュというよりはアイリッシュな雰囲気(とアメリカンな雰囲気)の方が強いのがあれでしたが、社交界の風習みたいなものはしっかり描かれていたので良かった。

ディティールを知るには氷山激突の前までで良かったのですが、せっかくなので(日本人)、最期まで観ることにしました。
「紳士たるもの最期の時は正装で迎えたい。ブランデーをいただけるかな?」
……ああ、紳士がいた。

グッジョブ・キャメロン(失礼)。