ユート
今週の週刊少年ジャンプで、『ユート』(画:河野慶・原作:ほったゆみ)の連載が終了した。
最近、掲載が末尾になってきてヤバいな、と思っていたので、単行本を買ってまで貢献してみたのだが、連載終了が単行本一巻発売より前に決まっているなら、どうしようもない。
しょっぱなからガツンと始めず、堀を埋めるようにあとから活きるはずの布石を並べ、地味に見えるかもしれないが、後の展開のために、原作者のストーリィテーリング能力で地道に引っ張っていた作品だ。
5巻くらいが発売される頃にようやく真価が発揮されるべき物語だったと思う。
現に物語が転がり始めたところだった。
連載終了の理由が何だったのか知らない。
アンケートが下位だったのか、作家がやる気がなくなったのか……知る由もない。
しかし、こういった地道な物語を途中で放棄させるような雑誌なら買う価値がない。
せっかく、今まで金欠気味のときでも辛抱強く立ち読みをしないで、購入してきた週刊少年ジャンプだったけど、ちょっと萎えた。
しばらく買うのは辞めようと思う。