コアターゲット

仕事

ものを創る時、僕たちはコアターゲットというものを予め決めます。

人間は様々ですから、決めないとお話にならないわけです。

例えば、僕が「18禁の美少女ゲーム」の依頼を受けシナリオを書かせていただく時は、もちろんタイトルによって、いろいろ趣味嗜好にあわせた細かな方向性もあるのですが、大雑把な括りでは、普段「25歳男性」をコアターゲットと考えて書くようにしています（別に、24歳や26歳じゃダメなのかとかそういう意味じゃないですよ（笑））。

それとは別に「読み物」なのですから、中高生が読んでもわかるような文体で行こうと心がけたりもしています。

しかし、あくまでコア、というだけであって、同年代の男性でも嗜好に合わない人もいるでしょうし、女性がプレイしてはいけないというものではないのです。

あるいは、コアターゲット以外の層に通じるネタを仕込むことだってあります。

書き手の我侭を言わせて貰うなら、一人でも多くの人に触れてもらえるなら、老若男女、いろんな方に読んでもらいたいと思っています（もちろん、年齢制限があるソフトの場合は、規定の年齢以上、ということにはなりますけどね）。

小劇場の舞台を製作する時は、メインターゲットに「20代〜30代の舞台を見る男女」と一応、企画書に書いたりもしてます。

が、40〜50代のお客様も多いですし、中高生だって観てくれます。

普段舞台を観てない人だって大歓迎です。

そういうものです。

ターゲットを決めるというのは、お客様を絞る、という意味じゃないんですよね〜。

まあ、だから何だというわけじゃないですけど。

徒然なるままに。