『仮面ライダー響鬼』第四巻

『仮面ライダー響鬼』第四巻

DVD第四巻が発売されていました。収録内容は以下の通り。

十三之巻「乱れる運命」(監督:金田治/脚本:大石真司

十四之巻「喰らう童子」(監督:金田治/脚本:大石真司

十五之巻「鈍る雷」(監督:石田秀範/脚本:大石真司

十六之巻「轟く鬼」(監督:石田秀範/脚本:大石真司

第四巻は『響鬼』のDVDの中でも屈指の巻になるかも知れません。十三〜十四之巻では何かただならぬことが起きているという異常事態の演出、そして突然変異である乱れ童子とのスピーディなアクションが緊張感を高めてくれます。

また、十五〜十六話では斬鬼の引退と轟鬼とデビューを描きます。ヤマアラシ童子・姫と斬鬼・戸田山とのアクションも結構見ものです。

響鬼』の傾向として、台詞として現出しない登場人物たちの心の機微が上手く表現されているのですが、特に四巻はその傾向が顕著です。

文筆業をしていると、すべて台詞で書いてしまいがちになってしまうこともありますが、こういうのを見てしまうと間(それは尺という意味に限らず)って大切だなと思うのです。

イブキとあきら、ザンキと戸田山、ヒビキと明日夢。三組三様の関係性が伝わってくる秀逸な巻といえるでしょう。

登場する魔化魍はウブメ、ヤマビコ、バケガニ、ヤマアラシ

映像特典は、渋江譲二蒲生麻由スペシャルインタビューです。

どうやら、タキシード仮面よりは威吹鬼さんの方が渋江氏の地に近いみたいですね。