魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー
待ちに待ったというべきか、これが最後と嘆くべきかついに来てしまいました。
『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』。
最近のスーパー戦隊シリーズは、放映終了後のVシネマで前年の先輩戦隊との共演を果たし、そしてその一年後、後番組である後輩戦隊の放映終了後に発売されるVシネマで先輩戦隊としてゲスト出演する、というのが恒例になっています。
そう、つまりこの作品が最後の『特捜戦隊デカレンジャー』なわけです。
『魔法戦隊マジレンジャー』は『仮面ライダー響鬼』が始まる前に観ることもあったくらいで、それほど思い入れはなかったのですが、デカレンジャーが出るとなれば話は別。
最後のお祭りを楽しみます。
例年は後輩戦隊がメインという印象のオープニングなのですが、今回は、どうやら50:50な印象の始まりでした。
冒頭のウメコの登場とバンの帰還は、テレビシリーズの第1話を思い起こさせ……っていうかまんま。
この話のためだけのバンのファイヤースクワット装備が凄いです。マーフィー……。
観てて思ったのは、デカレンジャーって凄かったんだなぁってこと。
キャラクタの配置が絶妙だったんだな、屹度。
ウメコとセンちゃんの仲を公式であそこまで縮めたのはちょっと微妙かな。そういう感情がありそでなさそな5人組っていうのが、魅力的だったから。
バンがマリー・ゴールドを想ってるっぽかったのは笑えたけど。
先ほど、マジレンジャーに思い入れがないとは書きましたが、でも、やっぱりデカマスター対ウルザードとかは燃えますよ。ドギー役の稲田さんの声はかっこいいし、対決の場所はどう見ても城ヶ島だし。
スワンさんとあの人がああだったこととか、笑えるし。しかも、行きつけのカレー屋って……。
CGよりもぬいぐるみアクションが主体で好感だったデカレンジャーロボがあまり活躍しなかったのが残念ですが、泣いても笑ってもこれが最後のデカレンジャー。メイキングまで含めて堪能させてもらった次第です。
監督:渡辺勝也
脚本:荒川稔久
音楽:山下康介/亀山耕一郎
特撮監督:佛田洋
アクション監督:石垣広文(ジャパンアクションエンタープライズ)
出演:橋本淳/松本寛也/甲斐麻美/別府あゆみ/伊藤友樹/市川洋介/載寧龍ニ/林剛史/伊藤陽佑/木下あゆ美/菊地美香/吉田友一/渡辺梓/石野真子
原作:八手三郎