恋夏に関するあれこれ

今日あたり、ディレクタの大洲五郎氏が大阪のエターナルファンタジーイベントに乱入してるんじゃないですかね……? というわけで、サーカスの姉弟ブランド「JOKER」の第一作『恋夏〜れんげ〜』(8/31発売予定)のマスターアップ告知がなされたようなので、個人的にプッシュしておきます。 ディレクタの大洲氏とはもうかれこれ3年のつきあいになりますか。 『ホームメイド』という作品でライタを探している、と紹介されたのがキッカケです。 最初の電話はMOKA君からでした。「知り合いがライタを探している」という件から紹介され、辿った結果、サーカスさんだったというわけです(間に人を数名はさんでいるので、MOKA君と大洲氏は知り合いではありません)。 本当に遠い縁で、『ホームメイド』の共通ルートとシナリオ統括を任されたというわけです。 雨野氏と一緒に仕事をしたのも、この作品ですから、いろんな意味で僕にとって転機だったというわけです。 その『ホームメイド』が発売された頃には、僕は『舞-HiME 運命の系統樹』の作業に入っていたわけですが、その後、大洲氏とは『すくみず2〜泳・げ・な・い〜』で一緒に企画から仕事させていただきました。らまマン、大洲氏と3人でブルセラショップやスポーツ用品店に取材にいったりしたのもいい思い出です。 大洲氏がディレクションした作品では『C.D.C.D.』も手伝わせてもらいましたね。 そんな大洲氏が満を持して発表する新タイトルが『恋夏〜れんげ〜』なのです。 ちなみに『恋夏』には「文芸」という役職があり、そこにシナリオライタのまり氏が参加しています。 単純に「メインライタ」というのではなく「文芸」というポジションに配置したことに大洲氏のこだわりが感じられますね。 実際に文章書くというサイドからの企画に対する参加、という意味合いでしょうかね。 そのまり氏、初代『D.C.〜ダ・カーポ〜』のライタとして有名かとは思いますが、僕が最初に仕事させてもらったのは『舞-HiME 運命の系統樹』の企画。あの頃はまだアニメも始まってなくて、この企画の方向性をどうするかで侃々諤々の会議を毎週行なったりしたものです。 ライタといえば、第二章のライタとして桑原文彦氏が参加しております。 彼は、僕とは馴染みが深いライタで、美少女ゲームという面ではそれこそDC版『カナリア』『フーリガン』『セパレイトブルー』などからちょくちょく一緒にやったりしてますが、それよりさらに以前、コンシューマ版のゲームや、某TRPGのルールブック、某ファンタジィコミックの巻末設定などの頃から、一緒に仕事したりしてるんです。元々は、非電源系ゲームやファンタジィ畑の人なんですよね。 『トロと休日』をお持ちの方は取り扱い説明書のスタッフの欄を見てみてくださいね。 その桑原氏とも最近はあまり一緒に仕事をしてなかったのですが、前述した『すくみず2』でPIKOルートを書いてもらった関係で、サーカス関連のお仕事に紹介しやすくなりました。今回の参加も、元はといえば、僕と大洲氏と桑原氏の3名で飲みに行ったことがキッカケだったのかも知れません。 他にも、運命の系統樹で深優の原画を担当していた秋蕎麦氏や、D.C.II音姫の原画を担当していたかゆらさんなど、僕が携わった仕事に馴染みの深い方々がキャラデザとして参加してたりします。 それに、我々『D.C.II』チームのエース(いろんな意味でw)でもあるたにはらなつき女史が、某島の某学園の夏服を公式にデザインしたり、某バナナ少女が登場するおまけシナリオの原画を書いたりしちゃってます。 ボーカルmiruさんの主題歌も素敵です。 そんな『恋夏〜れんげ〜』、僕自身は製作にまるでタッチしていないので、普通にユーザとして楽しみにしてるのです。 実際、ソフマップさんで予約してきました。激励の意味も含めて。 所謂「大作」ではないですが、この夏のソフトでは意外な注目作かな、なんて思ってます。 『恋夏〜れんげ〜』(JOKER) 製作総指揮:tororo 製作:くま坂らま男 原画:相川らず/ろり絵師/たにはらなつき(友情参加) キャラクター原案:秋蕎麦かゆらゆか/ろり絵師 脚本:まり/倉嶋秀二/黒滝糸由/桑原文彦 出演:青井美海一色ヒカル/紫華すみれ/大林マキコ/みる/佐々留美子 プログラム:kuri++ 監督:大洲五郎 JOKER公式サイト恋夏〜れんげ〜公式サイト