鬼太郎

墓場鬼太郎』の第一話は間に合わなかったのですが、
第二話はちゃんと観ることができました。
作品自体はホラーというよりシュールっぽいですが、
「『ゲゲゲの鬼太郎』といえば第二期」という世代ですので、
(とはいっても第二期の再放送世代ですが)鬼太郎ねずみ男
配役にすんなり見ちゃうことができます。

……というわけで、なんとなく鬼太郎にハマり中。
などといいつつも現在放映中の第五期のことは何も知りませんよ。
見たことないですし。

僕が出かけるときに持ち歩く小さなバッグには、
以前流行った妖怪根付の牛鬼(ぎゅうき)がついてます。
以前は牛鬼と窮奇(かまいたち)がついていたのですが、
窮奇がどこかに旅立ってしまったので、今は牛鬼だけ。

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この牛鬼、実は個人的なトラウマ妖怪だったりします。
ゲゲゲの鬼太郎』において、牛鬼は理性もなく、ただひたすらに
物を破壊し、捕食する怪獣のような妖怪として描かれているのですが、
実体を持たず、殺されると、牛鬼を殺した者に憑依して、
その人物が牛鬼になってしまう、という特性を持っていました。
そうですね。作中でも牛鬼を倒した鬼太郎の身体が、
牛鬼と化してしまうのです。

おそらく第三期、四期、五期でもアニメ化されたエピソードだとは
思うのですが、第二期の再放送を見ていた小学生当時、
僕は、「鬼太郎が苦しみながら牛鬼に変化してしまった、
というところで、出かけなければならなくてテレビを消した」のです。

レンタルビデオも動画サイトもなかった頃ですから、
僕は永らく「どうやって鬼太郎が助かったのか」を知りませんでした。

実際には、牛鬼は霊的なものというよりは、
気体のような妖怪だったので、土地神である迦楼羅
牛鬼と化した鬼太郎を火山の火口に放り込み、
その気体が鬼太郎の身体から抜け出し離れたところを
捕まえたのですが、……そんなことを知るのは
ずっと後になってからでした。

というわけで、牛鬼は小学生の僕に
「怖ぇ〜」と、大きなトラウマを残した妖怪というわけです。

そんなことを思い出して、ああ自分は
ゲゲゲの鬼太郎』が好きだったんだな、と自覚するわけです。

ちゃんと第四期とか見ようかな〜?
京極夏彦が脚本を担当して、声まであてた回だけは
見た記憶があるんですよね。あれももう10年くらい前ですか。

近所のレンタルビデオ屋にあるかな?
第一期と第三期しかない気がする……。