新海映画

D.C.II S.S.』、TOKYO MXは今夜の深夜1:30からです。
……東京の人って民放はVHFでまかなえるから、
UHFのアンテナをつけてない家庭も多いんだよね……。

地デジ、ワンセグが普及してきたので、
TOKYO MXを観る人も増えたかな?
ちなみにテレビ愛知では深夜2:05から。

さて、

昨日の夜書けなかった昨日の日記。
昨日は、足ツボマッサージ&整体に行って、
それから床屋に行ったら、一日が終わってしまったような
気がします。

それから、昨日は、
『茄子 スーツケースの渡り鳥』と一緒にレンタルした
秒速5センチメートル』のDVDを観ました。

借りたかった海外ドラマがレンタルされてたので、
観よう観ようと思いつつも観てなかった二作を借りたのですが、
『スーツケース』には『秒速』の、
『秒速』には『スーツケース』の予告編が入ってました。
……偶然ですが。

秒速5センチメートル』は去年公開された新海映画。
ほしのこえ』と『雲のむこう、約束の場所』は、
『シマヅヤマゴウ』でもお馴染みの下北沢トリウッドで観たのですが、
これは劇場で観られなかったんですよね。
どうせならスクリーンで観たかったのですが。

暴力的なまでに整合性が求められてしまう物語世界において、
普通の人生にクローズアップしようとすると、
人生の理不尽さが見えてきてしまう。
そんな映画。
いや、そんな映画じゃないんだけど……。

20代後半〜30代にもなると、
観客もいろんな人生の理不尽さを乗り越えて来てると思うので、
齢をある程度重ねてないとなかなかこの手の映画には
共感できないのかもしれない。
 「……あの人は元気だろうか?」
ふと立ち止まって、誰しもが思うこと。
誰しもじゃないかも。
 「今、隣りにいない人のことをふと思う」
それってそんなに珍しいことじゃないと思うんだ。
今が幸せかそうでないかにかかわらず、
その引っかかりをもったまま生きてることを自覚してる人って
珍しくはないと思うんだ。多分、そんな映画。

「一言必殺」とは、後輩の劇作家の理念(?)。
僕も脚本を書く際に心がけている部分ではあるけど、
「人生が横たわる」というテキストはなかなか書けない。
でも、共感するためには、受け手の方にも
ある程度の人生経験を必要としてしまうんだよね。
難しくないけど、難しい。

ちなみに──、

第一章は10年ちょい前の出来事なので、
湘南新宿ラインがまだなかった時代なのですが、
宇都宮線で大宮を越えた途端、
何もない風景になって不安になる貴樹君の気持ちは、
かな〜りわかりました……。