事件を思う

多分、通り魔事件としては過去に例を見ないほどの被害を出した事件です。
亡くなった方がどういう方々だったのか僕は知りません。
でも、きっとその中の誰もが「このあと、○○をしよう」と考えていたと思うのです。
それを考えると切なくなります。

心配メール、ありがとう。
メールをもらったとき、僕は地元で足ツボマッサージ中でした。
秋葉原方面には普段あまり行かないから無事だよ」と返信したのですが、
よく考えてみたら、先週は二回も行ってますね。

実を言えば、通り魔事件は今年に入って、
もっと近所でありました。死者は出ていないので、
あまり話題にはならなかったのですが、本当に歩いていける距離だったので、
驚いた記憶があります。

僕らが日常の中で、のうのうと暮らしていけるのは、
お互いに危害を加えない、という暗黙の了解があるからです。

誰でも通りがかりの人に怪我を負わせる程度の力は持っているのです。
手に持っているカバンを、ペンを、タバコを、ちょっと使用するだけで、
油断している人を傷つけることくらいできるのです。
でも、それを人はしない。できないんじゃなくて、しない。
しない世の中が僕は好きです。

ホント、滅入りますよね。