転居届の罠

普段会う人はもちろん、仕事関係、プライベート、年賀状、果てはブログやSNSTwitterにいたるまで、あらゆる場所で、ことあるごとに引っ越ししたというアピールをしていたつもりだったんですけど、こういうのって必ずしも上手く行かないものですよね。

今回は、転居届にまつわる失敗のお話。

知人から、某イベントのチケットを譲りうけることになりまして、先方に送ってもらうことになったんです。

その知人とは年に数回しか会わないものの、年賀状は必ず送る人だったので、大丈夫だと思ってました。

でも、たしかに年賀状ってその場で見たあと「しまっておしまい」って感じになりますよね。

16日から新住所ですって書いても、即座に新住所で返してきた方もいるし、新住所書いてるのに旧住所で送ってきたりする人もざらです。

そういえば先日、うちの社長も「新住所教えて下さい」って訊いてきたので、「あれ? 年賀状に書いといたんですけど……」なんてエピソードがありました。

自分の住所録だって、誰の住所が最新でないのか、とか自信ないですもの。

「じゃあ、明日、チケット発送しますね」とメールをもらってから四日。郵便受けに届く気配はなし。

「あれ? ひょっとして旧住所に送っちゃったかな? 彼女に年賀状出し忘れたっけ?」と首をひねるも、「でも、旧住所に送ったって転送されてくるよな」と思い直す。

事実、公演案内とかすでに結構、転送されてきてるし……。

でも、もしや……と思い、旧居に赴いて郵便受けを見てみたら……。

郵便受けに詰め込まれた大量のポスティング広告の中にまぎれて……ありました。

案の定、ヤマト運輸クロネコメール便でした!

盲点でしたよ。

チケットだから、宅配便系は使わないと思い込んでたんですよね。

宅配便が必要なものだったら、念のため、新住所になってるか確認したと思いますもの。

思わぬ先入観でした。メール便の可能性はあったんだ。

僕自身も便利で手軽だから割と使いますが、メール便はいくら郵便局に転送届け出しても関係ありません。

在宅を確認して届ける宅急便と違って郵便受けに放り込むだけのサービスなので、信書は送れないことになってるんですけど、確かにチケットは送れちゃいますよね。

調べてみたら、クロネコヤマトには宅急便転居転送サービスというのがあるそうです。

これ宅急便だけかなぁ? メール便には対応してなさそう。一応、登録だけはしておくか。

でも、宅急便は届け先の電話番号に連絡すればわかりますよね。むしろ、郵便の対抗馬であるメール便にこそ、転送届が必要だと思うんですが。

役所、電話、携帯、電気、水道、ガス、インターネット、郵便……引っ越しの手続きはいろいろあれど、ヤマト運輸に報告する必要まで出てくるとは。

しかも、ヤマトさんにだけ連絡しても完璧じゃないんですよね。

佐川にも飛脚メール便ってのがありますし、その他の業者の可能性も出てくる。

いや〜、いろいろ勉強になりました。

あらためて引っ越しの告知しよう。「引っ越しましたハガキ」出そうと思いつつ、まだ作ってないんですよね。

そのハガキを出してから、携帯メールとかで告知しようと思ってたので、こっちもまだ。

一応、ネットでここを見てる知人がいましたら、あらためて報告しておきます。

今年の1月16日付で引っ越しました。旧アパートは1月末日で引き払いました。

なので、郵便、宅配便を送りたいという方がいましたら、前もって連絡くださいね。

ともあれ、気付いて良かった。

チケットなくならなくて良かった。ふう。