ちゃんと聞いてるのかマクフライ!

一日中引きこもっていたので、とりわけ書くことがない。
だから、今日は何か他のことを書いてみようかと思う。

SFってのは、サイエンスフィクションの略。決して「少し不思議」の略じゃないぞ!
じゃあ、サイエンスフィクションって何さ、と聞かれたら次のように答えることにしている。
「ひとつの嘘を真実と仮定した場合の、つじつまあわせ」
…いや、これに当て嵌らないのも多いんだけど、自分の中でしっくりくる答えはこれなんだな。

どーいうことかというと、そうだな…。
去年の8月にヨモ脚本で「TIME GAMBLER〜時ハ金ナリ」という芝居をやった。
その中に、「構築行為不変の法則」という法則が登場する。「どんな物理的接触を試みても、起こってしまった出来事(つまり歴史)を変えることはできない」っていう法則なんだけど…。
簡単に言えば「ホラのび」のエピソードみたいなものだよ。
…おっと、「構築行為不変の法則」が「嘘」なんじゃないぞ。早まるな。

この芝居での嘘は「タイムトラベルできるという事実」なんだよね。
この嘘を「真実である」=「タイムトラベルは可能である」と仮定した場合、どうしても認めざるを得ないのが「構築行為不変の法則」なんだよね。

ここからちょっと脱線。
まず、時間軸に対して連続である存在が時間軸の中を移動するということ自体がどうよって思うんだけどさ、仮に時間移動したとしたら…
…そうだな、たとえば僕が1秒前に時間移動したなら、1秒前の僕は2秒前に戻ってると思わない?
だって僕は連続してるんだから。
僕が今から17世紀の日本にタイムスリップするとして、ちゃんと主観・客観ともに現在の自分と、主観時間が未来で客観時間が過去の自分を連続した存在にできるのか。
これをクリアしないと「時間移動」ができても「時間旅行」ができないよね。
まあ、そんなことは今回の話と関係ないから閑話休題。(笑)

ちなみに「タイムトラベル」ができると仮定した場合、今度は「構築行為不変の法則」を認めないと、どうなる?
答えは、「過去へタイムスリップして過去の人と会うことは可能だけど、未来からタイムスリップして来た人と会うことは不可能」ってことになる。

ドラえもんは過去の世界へ行けばのび太に会えるのに、のび太が一生待っても部屋の机からは未来の国からのロボットなんて出てこないんだね。
え、何で?
まあ、考えてみて。
気が向いたら続きを書くかも。