ヲーキ君アズラエルをプレイするの巻

特に何もない日。企画を考えながらすごす。
公演も終わってひと段落着いたので、床屋に行ってみたり。

夜、ヲーキ君が来た。
腹が減ったので「天虎」へ行く。
そういえば、こういう個人経営の美味いラーメン屋さんで炒飯とか頼んだとこないなぁと思ったので、思い切って炒飯を頼んでみる。
すると「ラーメンはいいんですか?」と店の人に聞かれる。
「ええ、まあ」
「じゃあ、次はお願いします」
……ラーメン屋に来て、ラーメンを頼まない無粋な客に思われたろうか?
一見の客じゃないんだけどな……。
結局、炒飯だけじゃものたりなかったから、食後にめんばりを頼んだ。

で、ヲーキ君が何をしに来たのかといえば、「アズラエル」をプレイしに来たのだ。
買ってプレイしろよと言いたいところだが、彼の自宅にはパソコンはない。
いや、あるにはあるのだけれど、Win95がかろうじて動く程度のものしかないのだ。
しかも、親御さんの部屋にあるというだけ。
劇団関係の連中の殆どは、生活にPCが根付いてない。
これはどうかと思うよ……。
閑話休題、「アズラエル」の体験版の続きから始めさせてやる。
彼はプレイ中に「うおー」とか「マジで?」とか叫びながらプレイするので、見ていて面白い。というか恥ずかしい。
選択肢のたびに振り返って、こちらを伺うし……。

……結局、エンディングまでプレイしていきました。
たどり着いたのは、僕が悪魔エンドと呼んでいるエンディング。

その後、ヲーキ君は、「アズラエル」と「あなたのことはすべて」に関して、彼の所属している劇団で提出しなければいけない「戯曲の感想レポート」を書いて去っていった。
たしかに台本は存在するけど……戯曲か?