二十六夜

まだ夜は明けきっていない。
僕は宙を舞っていた。自分の体重を感じない。今の僕は幽霊みたいなものなのだろう。
死神に教えられたとおり、その家に近づき侵入する。
壁は簡単にすり抜けることができた。まるで漫画のようだ、と頭の片隅で思った。
これがコメディ漫画だったら、壁をすり抜けたり、宙を舞ったりすることを利用して、いろんなことができるのに。
今の僕は死神だ。人生の終焉を告げる宣告者。
こんな便利な力も、人に死を告げるためだけにしか使えない、らしい。
(『アズラエル』より)

今日は、家に籠もりきりでした。
本当なら昼食タイムに近所の商店街に行って買い物をし、振り込みを済ませて、軽くお茶と読書の時間をとってから帰宅し仕事にもどるつもりだったのですが……。
出かけるタイミングを逸し、気付けば21時。
結局、出かけたのはコンビニに行ったときだけです。
不健康生活っすね。ビバ不健康。