空間を桜が支配する

本当なら昼間、桜を観にいって、夜、ちえ象さんや美晴さんが出てる芝居を観にいこうって思ってたんです。
でも、気付きました。
今日、サムライナンバーナインの芝居はマチネしかないんです。
桜を諦めなきゃいけないのか。それはとても辛いことだ。

というわけで、眠い目こすって明石スタジオへ。

芝居は、まあ、面白かったです。相対的に。
ああ、ここの劇団の前の芝居と比べて、相対的に。
「まあ、面白い」であって、「良かった」ではないです。
内容、ないし。
まあ、作・演出の人がそれで良いと思ってるんでしょうから(多分ね)、脚本至上主義の僕やヨモには口出しする余地なんてないわけです。

二・二六事件をベースにしているのはいいんだけど、歴史に疎い連れなんかはキョトンとしてたね。
昭和初期にそういう軍事クーデターがあったのよ、と軽く説明しといたけど。
歴史ものは、客を置いてきぼりにしがち。ちゃんとできてるとこはできてるけど。
まあ、ここには多くを求めてないので。

それに今回は美晴さんのチケットで入ったので、評価も甘めなのかも。
役者さんも良かったんじゃないですかね。まあ、どうでもいいですけど。

帰りの電車から、新宿御苑の桜がとても綺麗に見えたので、つい千駄ヶ谷で途中下車してしまいました。
そして、千駄ヶ谷から代々木まで歩いて戻ってみたり。
夕方だったんで御苑には入れなかったんですけどね、脇の道からずっと中の桜を眺めながら歩きました。
道中、民家に一本の大きな桜の木があったのですが、手入れも行き届いていて、とても綺麗でした。
とても、綺麗でした。

このままの勢いで上野公園の夜桜でも見ようかと思いましたが、寒かったので帰りました。
へたれてます。