フジタの結婚前夜

今日は藤田君の劇団の芝居を観てきた。旗揚げ公演。タイニィアリス。
コメディなんだけどね、笑わせるところがかけ合いとキャラクタくらいしかなくてダレた。
せっかくの1シチュエーションなのだから、やりようはあるだろうに。
笑えるところもあったけど、基本的には1時間半のダラダラコントを見せられてるような気分。観ててかなりダレた。
これは芝居とは言えないでしょう。出ずっぱり一幕かけ合いコント。
つまらなかったとは言わないけどね、中途半端。

結婚に関する話なんだけど、結婚がテーマになってない。コメディだからそれでもいいんだろうけど、途中からテーマめかせて無理にまとめようとしている感じ。
コメディに徹すればいいのに、ストーリィものっぽくしようとするからボロが出る。
登場人物たちの殆どが結婚賛辞。多分、脚本家は結婚が良いものだなんて考えてない人だろう。だからか、結婚を肯定する人が薄っぺらく描かれてる。特に女の子。女の子が脚本的に可愛くない……というか、そこに女の子が存在しない(抽象的でゴメンネ)。
これじゃあ、頑張ってる役者がかわいそうだ。

客は優しかった。笑ってた。それに救われた感じ。
まあ、最初だから様子見。
次もこんなんだったら、いくら藤田君が出てても躊躇しちゃうかも。