死角

たけうちには、弱点がある。
いや、弱点という程のものではないが、ちょっとした死角がある。
周囲を見回すとき、僕はまず左方向を確認した後、右方向に身体を捻って後方確認することが多い。
身体が向くのは斜め後ろ45度くらいまでだろうから、視界に入るのは真後ろがギリギリだろう。
また左を確認するときも視界に入るのは斜め45度くらいではなかろうか?

となると僕の索敵範囲は315度しかないことになる。
左後方45度はまるまる死角になってしまうのだ。

多分、原付に乗っていた頃(今も乗らなくなったわけじゃないけど)についたクセなんだと思う。

人込みなどで、誰かと並んで歩いているとき、ふと相手が左後ろに来てしまうことがある。
そんなとき、周囲を見回して、
「あれ? どこいった?」
とか思ってしまうのだ。

これって致命的なことなのかもしれない。

どうか、左後方からの攻撃だけはやめてほしいと、関係諸氏に切に願う。