今日は奈良百花さんという方と会いました。
「百花」と書いて「もか」と読むそうです。
MOKA君じゃないよ。っていうか僕はMOKA君のことを「MOKA」とは呼ばないし……。
役者の方です。大人の方でした。

さて。

『続巷説百物語』を読了したばかりだというのに出がけに『四季〜秋〜』を購入したのですが、行きの電車、帰りの電車、そして家に帰ってからも本に釘付けになり数時間で読了(そんなに長くはない)してしまいました。
『秋』は、『有限と微小のパン』よりも後の話です。

『すべてがFになる』を初めて読んだのは1997年でした(出版は1996年。ちなみに作中の年代は明記されてませんが1994年ということになっています)。
だから、読者として、もう6年以上彼ら(登場人物たち)とつきあっていることになります。
リアルタイムに、ではないですが、彼らも作中で変わっていきます。
ようやく彼らの中の時間も21世紀になりました。

……。

こうやって他人の才能に酔いしれたり、好きな作品のキャラクタと向きあってる時間は幸せです。

僕も自分が描いた作品の登場人物たちと向きあって生きていきたいところでありますが、単発の仕事が多いので、なかなか、そうもいかず……。
そのあたりの欲求をクリアしていくことが、当面の目標なのかも知れません。