詩百の木100 最終回スペシャル第3夜

日が出ているから気温はそこそこあるものの、何だね、このクリアな空気は?
知っているぞ。この空気は高原の夏から来たあれだ。
梅雨がどこかに行ってしまった。
過ごしやすいのはいいけれど、しわ寄せは後からやってくるのだ。

19時に吉祥寺のSTAR PINE'S CAFEへ。
ライヴっすよ。今日が16日ってこと、ギリギリまで忘れてたっすよ。
ってなわけで「詩百の木」最終回の最終日に行ってまいりました。
目当ては鈴木朋ですが、それより単純にライヴに行きたかったというのがあります。

wa-mやなせなな柴草玲鈴木朋小川美潮

という順番。
終わったら23時。4時間もいたのか。
今回観た中では、wa-mの箏の弾き語りというのがとても面白かったですね。

鈴木朋setlist》
・ハイハイハイ
・ひこうき
・いえいえそんなウソウソ時
・紙切れガラス星
・月にとぶ
・踊る太陽
・さえずる手と手

歌を聞いているといろいろな考えが頭に浮かびます。
正確に言うと歌詞を聞いていると、です。メロディも大事ですが、歌詞からインスパイアされた思考が脱線しながら徐々に速度を増していって、メロディとともに僕の頭の中で渦を巻いていくんです。
これは生きていく上で重要な内部処理です。
そんなわけなので、充実した時間を過ごすことができました。

ボーカルの女性の顔を眺めながら、声を聞きながら、空気の振動を肌で感じながら、五感は思いっきり外へ開いているはずなのにね。
──まあ、外と内とは等価ですから。

小川美潮さんの時だけ、バンドの音にかき消されてボーカルがよく聞こえなかったので、何も考えられなかったですが……。

そうそう、『ラストサムライ』と一緒に借りてきた『人造人間ハカイダーDC版』を観ました。
「次の特撮は、ウルトラマンシリーズを観るんじゃなかったのかよ!」とつっこまないでくださいね。
次に観ようと思ってた『ティガ&ダイナ』が借りられてて出鼻をくじかれたのです。
で、観て吃驚。内容が無かった……。
雨宮慶太が何を撮りたいのか僕にはよくわからんかったです。