音撃です

こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。
この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか
にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば
じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて
わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。
どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?
ちんゃと よためら はのんう よしろく

確かに“読めてしまう”コピペに2ch住人が「人間すげー」と驚く
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/08/news021.html

……そう。読めてしまうのだ。

殆どの方が、これを読めてしまう人間の認識力のファジィさと、
その凄さを語っているが、この「性能」のせいで、僕らはいろいろと
不都合を被っているのも忘れてはならない。
(↑と「だ、である調」で始めると偉そうに見えるのが玉に瑕w)

電車の中から見たお店の看板「マイグラス」が「アライグマ」に
見えてしまったりするのも、こういう認識力に起因する。

まあ、それは大したことじゃないのだが、
僕らの場合、文筆業を生業にしているから、文字に携わる
いろんなトラブルに苛まれる。

特に一日に相当量のテキストを書く身であるから、
一応、気にはしていても、タイプミスや推敲後の修正の結果、
間違った文章がデータとして残ってしまう、
なんてことが、ままある。

2001年頃ならテキストが1メガでも多いとされていたのに、
D.C.IIでプレーンテキスト3.5MB。D.C.II P.C.ならその倍以上。
何メガバイトにも及ぶテキストの中から間違いを探すのは、
何もデバッガの方々だけではない。
もちろんスクリプタも何度もテキストを読み返すし、
音響の方々も声優の方々も収録に立ち合ったスタッフの方々も
テキストの羅列に眼を通す。

何十人ものフィルタを通した結果、かなりの量の間違いが、
修正されていく。テキストに関するデバッグシートのチェックの量は
膨大だ。

にも関わらず、人間の目は間違いを見落としていく。

読めてしまうからだ。

間違った文字列を自分の知っている単語に脳が勝手に
置き換えてしまう。
この仕様、オフにできたら楽なんですけどね……。

あ、もちろんこれからも間違いがないように
精進していきます。でも、もし間違いを見つけたら、
知らせてくださいね。

でも、「おんげき ですか」は、「音撃ですか」と
読めてしまう響鬼ファンの編集者(ファミ通風)