望アキラ『阿修羅城の瞳』
映画化のタイアップということで、小学館の月刊IKKI6月号の別冊付録になんと、『阿修羅城の瞳』コミック版の書き下ろしがついていた。
作者は望アキラ。……知らないけど。
ストーリィは一応、独自解釈。とはいっても、ベースは映画版だから、桜姫や祓刀斎などは出てこない。
残念なことにアップの絵が多く、何が起こっているのかわかりづらい部分もあったが、まあ、122Pで一気にラストまで駆け抜けている。
絵は少女まんがっぽいが、内容も少女まんがよろしく独自解釈のモノローグがある。このあたりは「こういう解釈もあるか」という感じだが、特に共感はしない。
あと、歌舞伎のシーン、客席に『髑髏城の七人』の捨之介、蘭兵衛、兵庫、磯平、三五がいるのが笑えた。しかも、97年版の設定だよ。ファンなのか?
後ろで煙管吸っているのは、極楽?
漫画:望アキラ
月刊IKKI 2005年6月号(第3巻6号通巻27号)
別冊付録