昨日、京極夏彦邪魅の雫』を読了しました。
陰摩羅鬼の瑕』から3年。陰摩羅鬼がクローズドサークルのあっさり系だったので、
いろいろな事件が交錯するタイプの京極は本当に、久しぶり。
8年ぶりくらい?

今回のは面白かった。

探偵見習いの益田君と、木場修の部下の青木刑事が
今回のメインどころ。

青木君がね、良かった。
前作までの事件のせいで、所轄の交番勤務にまで
降格されていた青木君が、本庁、所轄、県警、公安の垣根を
ものともせず(というと語弊がありますが)活躍するのは、
なんとなく『踊る』に対するアンサーノベルのような
位置付けなのかな、と思ってみたり。

交錯する事件、進展する捜査、
これからといったところで登場する例の黒い人。
例の黒い人が出てきたとき、僕はなんか泣きそうになりました。

まあ、解決編自体は割と普通なんですけどね。

いや〜、おかげでポケモンの進行がおざなりです。
ここらで挽回しないと。