アプラオス『罪と罰と死と乙女』改訂版
観てから数日経ってしまいましたが……。
Sky Theater PROJECTに出演してくれたしばい屋あっちゃんの所属劇団であるアプラオスさんのお芝居。
以前は、丸山さんやちえ象さんなども出演していたプロデュース公演のユニットだったのですが、数年前に劇団化して、今は若手育成なども行っているようです。
今回は、ドストエフスキーの「罪と罰」をベースにしたお芝居。前にも一度、芝居化していて今回は改訂版だということらしいです。前のバージョンを観ていないので、どう変わったかはわかりませんが。
「死と乙女」とついているので、エゴン・シーレの絵を思い浮かべてしまいがちですが、特に関係はない模様。
ここのところ、アジだのテロルだの内側から迸るアレには食傷気味だったので、こういう内向作の方が脳に優しくて、好みです。
何回か見たアプラオスさんのお芝居の中では一番好みかもしれませんね。
気になったのはあっちゃんの演じていたラズミーヒン。
黒いシャツにカモフラのズボン。手にはサブマシンガン(UZIかな?)なんて持っちゃって。軍人さんというよりは、傭兵野郎って感じの衣裳だったので……。もっと、軍人はコートなどを着てキビキビしていた方が作品世界にはあってたのではないかなぁ、と思ってみたり。
でも、そういう演出なのだから、仕方ないよね。
ここは、市川未来さんという女優の方が素敵です。
アプラオス第九回公演
『罪と罰と死と乙女』改訂版
作:高木尋士
演出:中島秀央
音楽:たけひろしwithF
出演:吉野邦彦/市川未来/須田智美/笹原綾/しばい屋あっちゃん/中島秀央/岡田麻里絵/井上雄策/橋本清香/遠D勝年
劇場:高円寺明石スタジオ
2004/10/28⇒10/31